Webマーケティングの仕事は多様化しており、Webサイトの流入経路、離脱率、回遊率などのデータ分析や改善だけでなく、最近ではSNSや動画サイトなどに特化したWebマーケターも需要が高まっている。現在は安泰に見えるが、Webマーケティングは将来性のある業界と言えるのか。
結論から言うと、Webマーケティングは将来性のある業界だ。昔は広告というとポスターやテレビコマーシャルなどのみで、場所が限られていた。しかし近年ではインターネットの発達により、動画サイト、Webサイト、音楽配信サイト、SNSなど、広告を活用できる場所に際限がなく、Webマーケターの活躍の場は確保されている。
実際に、日本全体のインターネット広告媒体費は右肩上がりだ。この傾向は今後下がることは無いと予測される。よってWebマーケターの仕事が無くなることは当分ないと思ってよい。
AIによる自動化でマーケターの仕事が無くなるのでは、という懸念があるが、これも現時点では心配する必要はなさそうだ。たしかにデータ解析やデータ収集はAIに取って代わられるだろう。しかしAIは「アイデアを創り出す」ということを得意としない。世間の流行りや思想の変化などを考慮し、新しい施策や企画を練るという作業はAIよりも人間が勝っているのだ。
またWebマーケターは、キャリアパスの選択肢が多い職業だ。マーケティングの世界は変化が激しく、常に新しい能力が求められている。逆に言えば、新しい能力を身に付け続ければ常に求められる存在でいられるということだ。
また、Webマーケターとしての経験を活かし、マネジメントやディレクションの方面に進むことも可能である。